子育てしやすい床は、どっち?!
無垢フローリングか複合フローリングか
👶子育てしやすいのはどっち👶?!!
間取りが決まると、次に始まるのが内外装の打合せです。
その中でも一番最初に決定することが多いのが、一番面積を占める『フローリング』
お部屋の印象を大きく左右します。
このフローリングですが、家づくりを進めるに当たって
無垢材にする??一般的なフローリングにする??
一度はお悩みになったことがあるのではないでしょうか・・
本日はそんなフローリングについて、『子育てのしやすさ』
といった観点からスポットを当てて検討してみたいと思います!
★複合フローリングとは・・・一般的に使われていて、合板などの基材の表面に化粧材を貼り合わせた床材のことです。
本物の木の模様ではなく、木目がプリントされたものなので、
デザインや模様等、種類がとても豊富です。
<複合フローリングのメリット>
・水拭きOK。拭き掃除だけで簡単に汚れが落ちる。
→→クレヨンなどの汚れもある程度のものは拭けば落とせます。
・定期的にワックスをかける必要がない。メンテナンスフリー
→→家具を移動してからクリーナーで汚れを落とし、ワックス掛けを行うとしたら一日がかり。例え年に一度だとしても、小さいお子様がいてその時間を設けるのはなかなか難しい・・・。複合フローリングであればメンテナンスの心配が無用です!
・接着材で固めているので、温度や湿度の変化で縮んだり膨らんだりしない。
→→床の間の溝が広がらないため、溝部分に食べこぼしやゴミが詰まる心配がありません。
・無垢フローリングより安価にデザイン性・機能性にこだわることができる
→→やはり無垢材は天然の木材のため、樹種にもよりますが基本的には高価です。複合フローリングはデザインや機能性が非常に豊富で、ペット用のフローリングや車椅子対応のより表面が硬化なものなど、用途に合わせて様々な種類からお選び頂けます。
<複合フローリングのデメリット>
・傷に強く作られているが上からの衝撃には弱いため、固い物や重い物を落とすと表面のシートが剥がれて合板が見えてしまう。傷やへこみが付いた場合には補修しないと直せない。
・表面が平滑で、本物の木のような質感は出ない。製品によっては安っぽくみえてしまうこともある。
・使い方や製品によっては表面の化粧材が剥がれてしまうことがあり、長期的にみると無垢材の耐久性には劣る。
(とはいえ一見本物の木のようで、最近のフローリング材はとても高品質です。)
★無垢フローリングとは・・・一枚の無垢板からつくられた本物の木で
できた床材。一枚ものなので、断面を見ても板の層になっていません。
<無垢フローリングのメリット>
・1枚の天然の木でできており、木の風合いや経年変化、足ざわりを楽しめる。
→→無垢フロアが持つ天然の木の質感は、見た目も肌触りも子どもの成長に大きな影響を与えると言われています。『小さな頃から木の質感に慣れ親しんだ子どもは五感がしっかりと刺激され、感受性豊かな心が育まれる』といった観点から、現在では保育園や幼稚園でも無垢床を採用するケースが増えており、文科省も天然木を使用した学校や幼稚園の建築を推進しています。
・樹種にもよるが表面が固いため、傷やへこみに強く、少しのへこみなどは木の吸湿性によって時間経過で回復する。
→→やはり小さいお子様がいるご家庭では、おもちゃを落としたり、見ていない隙に油性マジックで絵を描かれてしまったなんていうことも・・・。無垢材は一枚物の木なので、傷や拭いても取れない汚れはサンドペーパーで軽く削れば元通りに!!これは本当に無垢材ならではの特徴です。
・調湿作用があり、サラっとした肌触りは季節を問わず感触が心地よい。
→→夏は涼しく冬は暖かいため、裸足で駆け回るのが大好きなお子様も一年中快適です。スリッパいらずの生活は大人にとってもストレスフリーで心地よいですよね!
<無垢フローリングのデメリット>
・天然木なので反りや伸縮、経年変化による変色がある。模様替えをしてラグを変えようと思ったときに、日焼け跡が気になるなんていうことも・・。家具の配置替えのときも同様に、日焼け跡が気になることもあるかもしれません。『子供が小さいときだけラグやマットを敷いて、ゆくゆくはラグ無しですっきりと使いたい』という方は、定期的にラグを剥がして日に当てるなど、気を付けた方がよろしいと思います。
・新築したときの質感を維持していくためにはクリーナーやオイル塗装、ウレタン塗装などのメンテナンスが必要。これが一番ネックとなる方が多いのではないでしょうか・・。
・複合フローリングに比べて高価なため、事前に予算取りが必要。
・一枚ごとに模様や色が違うため、色合いや節、形を選別しながら貼り付けるため、職人さんの技術が必要。
・樹種によっては柔らかく傷がつきやすいため、子育て世帯には向かない床材もある
(肌触りの良さ、質感の良さは無垢材ならでは。)
つまり、どっちにもそれぞれの良さがあり、絶対にこっちがよいです!!ということは言い切れません(>_<)
すみません、正解がだせず・・。お客様のライフスタイルによって様々なので、インテリアのイメージやご要望をお伺いしながら、お客様にぴったりの床材をご提案させて頂きますので、お気軽にご相談下さいね^^
ここで取り上げたのはほんの一部で、より無垢材に近い複合フローリングや、ちょっとマニアックなフローリングなど様々ございますので、またご紹介させて頂きます。
緑ヶ丘現場レポート【木工事完了】
山辺町緑ヶ丘の現場ですが、大工さんの工事が全て完了しました。
外観はまだ足場がかかっているので、全貌が見えるのはまだ先ですが、
玄関まわりを少しだけ公開します!
外壁は先日のブログでご紹介した、アイジー工業の金属サイディングですが
玄関の一部に、マルホンの『ウエスタンレッドシーダー無垢パネリング』を採用しました。
色の濃淡が大きいのが特徴で、シンプルな外観のアクセントとして採用しました。
一般的に『米杉(ベイスギ)』と呼ばれる樹種なのですが、
米杉は倒れてから100年を経た後でも屋根板として十分使えるほど腐りにくく、
耐久性・耐水性に優れた材料で、外装材やウッドデッキにも使われる建材です。
オイル塗装でメンテナンスをしていくことで、より味のある仕上がりに変化していきます。
メンテナンスがしやすいように、足場がなくてもお客様自身で塗装できる範囲に
無垢のパネリングを貼りました。最初の仕上りの綺麗さ、かっこよさだけでなく、
『どう維持していくか』を考えることも、家づくりではとても大事になってきます。
内部も綺麗に仕上がっていました。
配管が立ち上がっている部分にこれからキッチンが取付されます。
リビングの隣には畳スペースも完備。
リビングの隣の和室には間仕切りを設けず、リビングと一体化した設計です。
ハシゴがかかっているところに、後に鉄骨階段が取付されます!
(とてもカッコいい階段なので、お楽しみに。)
ニッチ棚やカウンター、飾り棚などもイメージ通りにできていました。
大工さんはじめ、ここまで関わっていただいた業者様には
とても丁寧に作業を進めて頂き感謝です。
いよいよキッチンや食器棚の取付も始まり、クロス屋さんによる内装工事も始まります。
壁紙が貼られると、一気に住宅らしくなるので個人的にも楽しみな工程です。
立会いの際にお客様と現場を見学すると、お客様もワクワクされているのが
いつも伝わります(^^)こちらの現場も、壁紙選びにはとてもこだわりましたので、
イメージ通りに仕上がるか、私もドキドキしています。
ここまで順調に進んで参りました工事も、いよいよ大詰めです!
陰影が美しい、リゾートのような住まい②
先日ご紹介したリゾート風インテリアの住まいの
ダイニング・キッチンペースをご紹介させて頂きます。
リビングの高級感あるシックな雰囲気から少し変化をつけ
北欧風の色づかいや、木の材質があたたかみを感じられ、
光が降りそそぐ、明るい空間です。
リビングの扉とキッチン前の壁を明るいグリーンで差し色に。
この扉はLIXILのラシッサDパレットシリーズの人気色『グリーンペイント』になります。
こちらのパレットシリーズは、落ち着いた優しい色合いがとても素敵です。
くすみカラーが意外とどんなインテリアにも合います◎
写真を飾ったり、季節やイベントによってレイアウトを楽しめる飾り棚。
心が安らぐ優しいグリーンカラーのアクセントクロスもとても素敵です。
雑貨を飾るのがお好きな方は、こうした飾り棚を設けることで
よりインテリアが楽しめますね!
玄関の壁面を利用して、横に長いニッチ棚を。
無垢のパネリングと間接照明が素敵です。
こちらも、雑貨を飾るにも写真を飾るにも調度良いサイズ感です。
スッキリ広々とした玄関からは、暮らしのゆとりを感じます。
二回に渡っての、新築実例のご紹介でした。
HPにて多数建築実例をご紹介しておりますので、そちらもぜひご覧下さい!
陰影が美しい、リゾートのような住まい①
本日は、新築実例をご紹介させて頂きます。
ブログのタイトルの通り『リゾートのような住まい』です。
インテリアのテイストというと、
・北欧風・シンプルモダン・ナチュラルテイスト・インダストリアル・カントリー
など、それは多種多様です。そこで本日ご紹介するのは
『リゾート風インテリア』になります。
光と影のコントラストが美しく、かつ上質。
リゾート風の中でも様々なテイストがあり、バリ風やハワイアンテイスト等ありますが
こちらのお住まいは別荘や森の中のホテルを訪れたような、
日本らしい清潔感や高級感のある非日常感を味わうことができる住まいです。
ポイントは木材や石材など『上質な自然素材を取り入れること』
この『上質な』がポイントかと思います。
そして、こちらのお写真のように、勾配天井にすることでより開放感が生まれます。
ただ開放的にしているだけでなく、天井に無垢の木材を貼ることで
落ち着きが感じられ、より安心感やリラックス効果を得られます。
木目調や石目調を内装に手軽に取り入れる方法として、『壁紙』がございます。
とてもリアルに模様が再現されていて、一瞬本物と見間違える程ですが
やはりリゾート風インテリアは質感が重要なので、
少し費用は掛かりますが、タイルや無垢材など。『本物』を取り入れることを
強くおすすめします!!
奥に見えているダイニングキッチンスペースはリビングとは少し印象を変えて
北欧の要素も取り入れています。
LDKをほどよく区切り、またインテリアテイストにも少し変化を取り入れ
食事と寛ぎの空間を上手に分けています。とっても素敵なダイニングルーム、
こちらの空間も改めてご紹介させて頂きたいと思います(^^)
ダイニング・キッチン空間のご提案
本日のブログでは、今年お引渡ししたお客様のキッチン・ダイニング空間を
一部ご紹介させて頂きたいと思います。
これからの家づくりのご参考にしていただけたら幸いです。
【Plan1.自然素材に映える白いキッチン】
天井と床に無垢材を用いた、明るく清潔感のあるキッチン空間。
真っ白なキッチンが木目をより引き立ててくれています。
『木目×ホワイト』は定番の中の定番であり、家具や家電を合わせるにも
ステンレス、ブラック、木目、北欧のポップな色づかい・・
どんなテイストにも合うところも魅力の一つです。生涯暮らすマイホーム。
その時々の好みに合わせてインテリアを楽しむことができます。
【Plan2.お家カフェが楽しめる可愛らしいキッチン】
ダイニングテーブルとキッチンをつなげて、配膳や片付けもスムーズに。
木目調のキッチンに白い天板が可愛らしい、カフェ風なキッチン空間です。
奥に見えているアールになっているチェックの壁面にはリモコンや
インターホンをまとめています。そうすることで機械的な物も
ナチュラルな空間に違和感なくなじんでくれます。
【Plan3.様々な木目調を取り入れた
個性溢れるおしゃれなキッチン】
床、壁、天井に個性的な木目調を採用。その分キッチンは白でシンプルに。
家具やドアにダーク系の色を設けることで全体を引き締めた
お施主様のセンスが光るキッチン空間です。
左手側に写る木目調の壁面はマグネットボードになっていて、
掲示物を自由にレイアウトすることが可能です。
また、キッチン前の壁にはニッチ棚が設けられており、ティッシュや小物置きに。
雑貨をおしゃれに飾っても素敵ですね!
【Plan4.間接照明で、よりキッチンをグレードアップ】
全体をグレージュ~木目調の優しいアースカラーでまとめつつも、
サッシや階段の手摺に黒を効かせることで空間を引き締めたスタイルです。
女性的なインテリアも男性的なインテリアも、コーディネート次第で
様々なインテリアコーディネートを楽しめます。
ダイニングキッチンを間接照明で優しくライトアップし、
調光機能により、夜にはバーのような特別な雰囲気を楽しむことができます。
以上、今回は計4件のお住まいのダイニングキッチンをご紹介させて頂きました。
お好みのキッチンスタイルはございましたでしょうか。
どのお家も、お施主様のこだわりがつまったとても素敵なキッチンで
こんな空間だったら毎日の家事やお料理がより快適で楽しい時間になりそうですよね。
組み合わせ次第でコーディネートの幅はぐっと広がります。
『世界に一つの自分だけのキッチン』私達と一緒につくりあげましょう!
緑ヶ丘現場レポート【木工事②、外壁工事】
日頃より現場の様子をお届けしている山辺町緑ヶ丘の家ですが
個人的にとても楽しみにしていた外壁工事が一気に進んでおりました!
採用したのは、アイジー工業の『SF-ビレクト』という製品になります。
金属サイディングで全国的にも1番のシェアを誇るアイジー工業さんですが、
ご存知の方も多いと思われますが、本社が山形県東根市なんです。
地元山形で造られた製品を住宅に採用できるのは、嬉しいことです!
断面を見て分かるとおり、断熱効果を持った外壁になります。
表面には『遮熱性フッ素樹脂』といったコーディングが施されており、
断熱性・遮熱性だけでなく、耐久性・耐食性にも優れていて
紫外線による色あせも防いでくれる外壁なんですね。
サンプルを持つとわかるのですが、驚く程軽いです。
軽いということは、地震の際に建物にかかる負荷も低減してくれるということになります。
金属サイディングでありながら、浪打ち感のないフラットな仕上がりのデザインも
見ていてとても気持ちが良いです。
窯業系のサイディングよりお値段は張りますが、メンテナンス費用等を考えると
タイル程は高くないので、長期的にみてもおすすめです。
ここまで良いところばかりずらりと並べていきましたが・・・
デメリットがあるとしたら、デザインがシンプルモダンやナチュラルモダン。
モダン寄りに限られるということでしょうか。
ただ、ウッド系の外装材とも相性が良いので、流行の
『アウトドアMIXスタイル』にもこちら、おすすすめですよ!
検討してみたいというお客様、お気軽にご相談下さいね(^^)
吹抜け部分に設けられていた仮設の床も外れ、一気に開放感が増していました。
まだ全体にブルーシートが貼られている状態ですが、それでも十分に明るかったです。
階段はまだ無く、今仮設の階段が組まれている場所に、
最後に鉄骨階段が設置されます。
窓の周りには遮るものが無いので、足場が外れると
ここからは青空を眺められるようになります。
2階ホールに立ってみました。窓からの抜け感が良い感じです。
いつ現場にいっても笑顔で迎えて下さる棟梁さんです!
(↓↓↓1階天井と2階床の間には音を遮る目的でグラスウールを施工しています↓↓↓)
人の手で造られていくものなのに、工事進捗の様子を見ていると
そのスピードと正確さには毎回驚きます。
現場にいくと様々な職人さんにお会いしますが、どの業種の方々も
皆さんプロだな~、といつも感心します。かっこいいです!
建築して頂いているお客様もご遠慮なさらず、立会いだけに限らず
現場へぜひ足をお運び下さいね。
また次回に続きます!
緑ヶ丘現場レポート【木工事①】
山辺町緑ヶ丘の家ですが、順調に工事の方が進捗しております。
サッシ(窓)が入り、断熱材も貼られました。
サッシにはTOSTEMのサーモスXを採用しております。
お施主様のご希望としてトリプルサッシであることを前提に、
・天井高と同じ、2m40cmの窓の設定があること
・フレームがすっきりしたデザインで、ガラス面積が樹脂窓より大きくなること
上記の点をふまえ、デザイン性を優先して
外側がアルミ、室内側が樹脂のハイブリッド窓『サーモスX』を採用しました。
玄関ホールから中庭に向かって大開口のサッシを設けました。
床から天井まで、壁一面を窓としています。
中庭はそれほど広くはないのですが、
この場所にこのサイズの窓を設けたのには大事な理由があるんです・・
なぜここにこんなに大きな窓を設けたのかは完成した際にまたご紹介させて頂きます!
厚さ70mmのネオマフォームという断熱材が壁面に敷き詰められています。
(上部が吹抜けになるので、仮設の床が組まれた状態の写真です)
ネオマフォームとは「フェノール樹脂」といった熱硬化性樹脂(プラスチック)で作られた断熱材で、熱に強く、熱で硬化する特徴があります。
身近なところでいうと、フライパンの取手や自動車の部材等に用いられています。
断熱性能は数値が小さいほど、断熱性能が高いことを表す熱伝導率といった数値で表すのですが、ネオマフォームの熱伝導率はトップクラスの0.020W/(m・K)で、他の断熱材と比較しても、圧倒的な断熱性能を誇ります。
天井面には厚さ80mmのネオマフォームが施工されています。
構造材の間に断熱材を充填する『充填断熱』といった断熱工法を採用しております。
プレカット工場の方でぴったりサイズに加工されて現場に届くので
もともと隙間なく現場には納められますが、
樹脂のコーキングで隙間を埋めることでより気密性が高まります。
天井には、24時間換気のダクトが張り巡らされています。
足場にはシートが貼られました。
全貌が見られるのは外壁が貼られ、外側の工事が終わってからになりますが
こだわりの外観。こちらも早く皆様にお披露目したいです^^